2020年7月25日土曜日


旅先で手に入れた木片を利用し、荒削りに刻まれた円空仏は、他に類を見ない独創性と深い精神性に支えられ、わたしたちの魂を打ちます。現在日本の各地に残る円空仏は5000体近くにのぼり、今でも村の小さな祠に祀られ信仰の対象になっているものも少なくありません。円空が訪れて、作品を残した地域は、地元中部地方から北海道、東北、関東、近畿各地に及び、神社仏閣は勿論のこと、庶民が生活する家にも、さまざまな種類の像が残されてきました。このページでは日本各地に残る代表的な円空仏を紹介します。